リアリズムと防衛を学ぶ

本の感想などを書いています。

神田古本まつりに行ってきました

東京都神田は神保町において、「古本まつり」が開催中です。
第53回 東京名物神田古本まつり 開催 - BOOK TOWN じんぼう - イベント情報 [2012年10月27日(土)~11月3日(土・祝)]

私は不覚にも開催日程を忘れていたんですけれども、Twitterでいつもよくしてくださっているfukamihiroshiさんが開催を教えてくださいました。開催期間は2009年10月27日(火)〜 11月3日です。私は今日これに行って参りまして、財布を軽くして帰ってまいりました。むふふー。あんまり嬉しいので何買ってきたか一部紹介します。

ドイツ帝国の興亡 ビスマルクからヒトラーまで


ドイツ史の本で、読みやすくて総括的だという話を聞いたので買ってみました。さっそく電車内で少しだけ読んでみたのですが、面白いです。
他にイギリス史の本も何か面白くて入りやすいのが欲しかったのですけれども、こちらは何を買えばいいか分からなかったので保留しました。

戦間期国際政治史 斉藤孝


こちらはWW1とWW2の間の歴史について書いた本です。著者は斉藤孝先生。もちろん「声に出して読みたい日本語」の斉藤先生ではなくて、国際関係論の方です。古めの本なんですけれども、定評がある著作ですから前々から欲しいと思っておりました。むふふー。

国際安全保障の構想 鴨武彦

国際安全保障の構想
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鴨 武彦
岩波書店
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内容は表題どおりで、第12回石橋湛山賞を受賞した著作です。

鴨武彦 - Wikipedia

権力政治と国際平和 吉村健蔵

リアリズム論にたつ国際政治学者の故・吉村先生の著作です。アマゾンで探したのですが、ありませんでした。こういう本が当たり前のような顔をして並んでるのが、専門古書店の素晴らしいところです。

続 海の都の物語 塩野七生


ローマ人の物語」で有名な塩野女史の著作ですけれども、私は「海の都の…」の方が面白いと思ってます。既に図書館で読んだことはあるのですけれども、ハードカバーの装丁が素敵なので買いました。

中国が空母をもつ日 江畑謙介

中国が空母をもつ日 (江畑謙介の戦争戦略論)
江畑 謙介
徳間書店
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つい先ごろ鬼籍に入られた、江畑謙介氏の本です。中国の軍事的台頭を中心に、東アジアの軍事情勢についてかかれた著作です。90年代の本ですけれども、現在でも大いに示唆的です。これも読んだことはあるのですが、所有しているのは同じシリーズの「日本が軍事大国になる日」だけだったので、この際にと思って買ってきました。

砂漠の戦車戦 上下巻 アブラハム・アダン

砂漠の戦車戦―第4次中東戦争〈上〉
アブラハム アダン
原書房
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先日の戦車関連のエントリーにおいて、sionsuzukazeさんのブックマークコメントで第四時中東戦争から湾岸あたりで戦車運用はけっこう変わってるよねというようなご指摘がありました。

あのへんについては中東戦争全史と戦術関係の本で、概要と教訓をざっと読んだだけでしたので、この際ちゃんとした詳しい戦史を読んでみようと思って買ってまいりました。

せっかくなのでエントリにも反映したいので、戦車シリーズのpart3に予定していた島国の話は先送りにして、現代的な戦車運用の話をもう少し詳しくふれようかと思っております。


ほか数冊ばかし買ってまいりました。むふふー。

買えなかった本としては「新しい監督者論(佐々淳行)」という本を前から探してるのですけれど、出会わないんですよね。