リアリズムと防衛を学ぶ

本の感想などを書いています。

読書記録

読書メモ ホッブズの「自然状態」(「近代政治哲学」)

「リヴァイアサン」といえば召喚獣の一体…ではなくて、政治哲学の古典です。 リヴァイアサン〈1〉 (岩波文庫) 作者: T.ホッブズ,Thomas Hobbes,水田洋 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1992/02 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 93回 この商品を含むブ…

「強い軍隊、弱い軍隊 抑止力としての軍備」 江畑謙介著

強い軍隊、弱い軍隊posted with amazlet at 10.04.07江畑 謙介 並木書房 売り上げランキング: 90004Amazon.co.jp で詳細を見る 「強い軍隊、弱い軍隊」は、「抑止力」という観点から日本の防衛力を解説した良書です。作者は去年亡くなられたあの江畑謙介氏で…

「中立国の戦い スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標」

中立国の戦い―スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標 (光人社NF文庫)posted with amazlet at 09.09.29飯山 幸伸 光人社 売り上げランキング: 38634Amazon.co.jp で詳細を見る「中立国の戦い」は3つの中立国の歴史に焦点をあてた本です。3国とは、ス…

「戦争はなぜ起こるか」 1 フランス革命戦争の場合

戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年)作者: A.J.P.テイラー,古藤晃出版社/メーカー: 新評論発売日: 1982/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログを見る「戦争はなぜ起こるのか」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS…

「ヒトはなぜ戦争をするのか?」アインシュタインとフロイトの往復書簡

アインシュタインとフロイトが手紙で議論を交わしたと聞けば、その内容が気になる人は多いでしょう。ましてその内容が「戦争を無くすことはできるか?」だと聞けば、なおさらではないでしょうか。 ある時、”国連”がアインシュタインに提案したそうです。「誰…

首相支配

90年代から小泉政権まで、日本の意思決定システムが段階的に変わっていく様を書いている。変革なったシステムを初めて十全に使いこなしたのが小泉もと総理だ。しかしその後の政権の混迷ぶりをみてみると、システムを運用するシステムについては、いまだ模…

日本のインテリジェンス機関

内閣情報調査室のもと室長の著書。 日本の情報(インテリジェンス)活動に興味がある方向け。 目次 インテリジェンスの前庭で 内閣情報調査室の仕事 総理報告 インテリジェンスの手法 日本人の情報観 北朝鮮ミサイルと日の丸衛星 「対外情報庁」構想 インテ…