読んだ本
即動必遂 作者: 火箱芳文 出版社/メーカー: マネジメント社 発売日: 2015/03/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本書は、書名の通り、東日本大震災の際に陸上幕僚長の地位にあった火箱もと 陸将が、当時を振り返って書いた著書です。興味深い…
古代史講義 (ちくま新書) 作者: 佐藤信 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/01/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る ずっと昔から、歴史はエンターテイメントとして消費されるものです。むかしむかしは歌物語や講談話、現代では歴史ド…
リンボウ先生の文章術教室 (小学館文庫) posted with ヨメレバ 林 望 小学館 2006-05-11 Amazon Kindle 図書館 文章は誰にでも書けるものですが、どうせなら、自分が好ましいと思う文章を書きたいものです。 「良い文章」と言っても、良さの定義は人によって…
最後の授業 (ポプラポケット文庫) 作者: アルフォンスドーデ,南本史 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2007/06/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (8件) を見る アルザス・ロレーヌ地方は、ドイツとフランスの歴史的な係…
今年読んだ本の中で、もっとも感銘を受けた本を紹介します。 紛争地の看護師 作者: 白川優子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/07/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本書は、「国境なき医師団」に参加している看護婦の著者の、紛争地で…
先の記事でも引用しましたが、名著の文庫版が出たので再読しました。超おすすめです。 冷戦時代、日本の安全保障に関する議論は、著しい貧困状態にありました。防衛を論ずること=軍国主義というようなイメージの強い時代にあって、かつ国内法に関する法理的…
第二次大戦中、もっとも悲運な国、ポーランドの首都ワルシャワで生きる日本人を描いた歴史小説の感想。
安全保障入門 (星海社新書) 作者: 石動竜仁 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 本書は安全保障に関するさまざまなトピック、概念をひとつひとつ丁寧に解説した入門書です。安全保障に関連する国際政治…
英EU離脱 どう変わる日本と世界 経済学が教えるほんとうの勝者と敗者 作者: 安達誠司 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2016/08/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 欧州経済の近況まとめ本 安達誠司氏の新刊を読み終えました…
ガンジー・ストーリー The Gandhi Story (ラダーシリーズ Level 1)作者: ジェイク・ロナルドソン出版社/メーカー: IBCパブリッシング発売日: 2010/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 最近、英語を読む…
国連憲章以前の自衛権について論じた「自衛権の基層」のレビューと、読んで考えたこと。
地球連邦の興亡1 - オリオンに我らの旗を (中公文庫) 作者: 佐藤大輔 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ついに地球連邦の興亡1が文庫化再販されました。まさかこんな日が来るとは…。表紙は女学…
ビスマルク伝〈1〉作者: エーリッヒアイク,Erich Eyck,救仁郷繁出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 1993/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る エーリッヒ・アイクのビスマルク伝は、原著て全三巻、邦訳では全8巻の大著です。ビスマルクというと…
「戦争体験を聞く」という課題がTwitterで話題に。もしその課題で教育するなら、戦争の悲惨さだけでなく、複雑さを学ぶべきではないでしょうか。
本書は安全保障研究の諸理論に関する本です。抑止、同盟、危機管理といった主要なトピックについて、どのような理論研究がなされているかが分かりやすく学べます。 国際政治学の網羅的な教科書というと、 国際政治学をつかむ (つかむシリーズ) 国際紛争 原書…
自衛隊の普通科連隊がどんな風に仕事をしているかがイメージできるようになる本です。新着任の連隊長が、連隊を改革していく、という筋立てを中心にしています。 「普通科」と言うと、工業科や商業科に横並んで、高校選びでもしているように思います。 自衛…
ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める (幻冬舎新書) posted with ヨメレバ 安達 誠司 幻冬舎 2012-11-30 Amazon Kindle 図書館 ギリシャが引き続き面白いことになっているので、数年前に買った本を読み返しました。新書です。近ごろの新書は、数年経っ…
@akatuki_a 突然申し訳ないです、貴殿のHP「リアリズムと防衛を学ぶ」が見れなくなっておりますが、ひょっとして閉鎖されてしまったのでしょうか?— 鉄底海峡 (@tetteikaikyou) 2015, 6月 30というリプライを頂きました。おかしいなぁ、放置はしても閉鎖し…
ヴァレンシュタイン (岩波文庫) posted with ヨメレバ シラー 岩波書店 2003-05-16 Amazon 図書館 シラーの戯曲「ヴァレンシュタイン」を読みました。戯曲というのは、舞台演劇の台本のこと。小説と違い、セリフの他は状況説明のト書きだけで書かれていて、…
ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼 (PHP新書) posted with ヨメレバ 松尾 匡 PHP研究所 2014-11-15 Amazon 図書館 本書は松尾匡教授の手になる、経済の本でもあり、思想の本でもある新書です。経済政策と社会政策について、「この政策がいいよ」という本ではな…
将軍アンリ・ギザン―意志決定を貫く戦略 posted with ヨメレバ 植村 英一 原書房 1985-07 Amazon 図書館 本書はスイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いた本です。ギザン将軍は第二次世界大戦ととき、スイス軍の総司令官を務めた人です。そのため本書の内容…
戦間期に関する随想です。関連する本の紹介などをしています。
国際法の教科書のレビュー。
国際法の観点から自衛権について論じた学術書のレビュー。基礎知識から個別の問題まで、大胆にきりこんだ良書です。集団的自衛権など、諸問題をきちんと考えるために。
南極点のピアピア動画[Kindle版] posted with ヨメレバ 野尻 抱介 早川書房 2013-01-25 Kindle Amazon[書籍版] 本書はニコニコ動画とボーカロイドをモチーフにしたSFです。以前に各所で話題になっていたので、遅まきながらKindle版で読んでみました。 てっき…
The Great Wall at Sea: China's Navy in the Twenty-First Centuryposted with amazlet at 11.01.17Bernard D. Cole Naval Inst Pr 売り上げランキング: 106200Amazon.co.jp で詳細を見る 「The Great Wall at Sea: China's Navy in the Twenty-First Centu…
「空母をつくってもおかしいことではない。昔は日本も持っていた」 「中国が空母をもつ日 ―江畑謙介の戦争戦略論1」 経済発展には商船隊が、商船隊には海軍が不可欠 現代での商船保護 マラッカ・ジレンマと商船保護 避け難い2つの運動 引用文献 関連記事 …
The Costs Of Conflict: The Impact On China Of A Future Warposted with amazlet at 10.12.19Univ Pr of the Pacific 売り上げランキング: 1190170Amazon.co.jp で詳細を見る 本書、「紛争の代価(THE COSTS OF CONFLICT)」は、台湾有事について主にコス…
東アジアで軍拡が進んでいます。発生源は中国、特に海軍です。2010年8月4日のニューズウィーク紙は「中国海軍増強があおる東アジア軍拡」と題して、こう論じています。 東アジアは海軍増強競争の真っただ中にある。 日本は36年ぶりに海上自衛隊の潜水艦を増…
本書「中国の奇襲」はアメリカの国防総省、および米中安全保障調査委員会がそれぞれ提出したレポートの翻訳です。わりと重要な本なのですが、アマゾンにレビューが一件もついていないなど、ほとんど注目されなかったようです。本書の意義は訳者があとがきで…