リアリズムと防衛を学ぶ

本の感想などを書いています。

普天間問題

分断の声、統合の歌

2019年2月24日には、2つの行事が予定されています。 東京では、天皇陛下御在位30年記念式典 沖縄では、辺野古移設又は新基地建設への賛否を問う県民投票 憲法で確認されている通り、天皇は日本の統合の象徴です。その天皇陛下の式典の日に対し、沖…

Nスペ「総理秘書官が見た沖縄返還」の感想メモと勝手に補足

「沖縄返還」ととりあげたNHKスペシャルの感想と、「核抜き」返還が実現した理由の補足など。

この道はいつか来た道 〜クリミア併合とエチオピア併合

2014年のクリミア併合と、第二次世界大戦を招いた1936年のエチオピア併合を比較

普天間問題と政治主導のために足りなかったもの

鳩山内閣は倒れ、菅内閣が発足しました。政治とカネの問題もありますが、普天間の移設、つまり安全保障の問題が大きな原因となって内閣が倒れてしいまいました。こんなことは滅多にありません。岸信介の安保改定以来の出来事ではないでしょうか。 新内閣は大…

普天間返還が決まる経緯について江田氏の回想

みんなの党所属の衆議院議員である江田氏が、普天間基地の移設が決まるまでの経緯を書いていらっしゃいます。無論、今年の話ではなく、90年代に普天間返還が合意されたときの話です。江田氏は当時、橋本総理の首席秘書官として官邸にありました。時節柄、…

普天間および在沖米軍について韓国紙の論評

とりあえずメモ。4月28日、東亜日報より。 日本本土の米軍と違って、沖縄駐屯の米軍は日本の防衛に限らず、アジア太平洋地域の防衛まで担当している。韓半島有事の際に、米軍の第1次発進基地になるのも沖縄だ。最先端航空機が配備された嘉手納空軍基地か…

普天間、善意による混迷

鳩山総理が沖縄県を訪問されました。政府案(辺野古沖プラス徳之島)への理解と協力を求めるべく、知事、市長、市民らと会談されたそうです。テレビ、新聞らで既に数多くの報道がなされています(産経5/4・読売)。 鳩山首相は「辺野古の海をきょう訪れ、改め…

台湾が長距離ミサイルで北京を狙う理由 〜台湾の防衛戦略

台湾が中距離弾道ミサイルと巡航ミサイルの開発を再開する模様です。これに成功すれば中国の首都・北京をミサイルで狙えるようになります。 いまの台湾の総統は馬英九という人ですが、彼は中国に友好的な姿勢をもっています。だから北京を狙える長距離ミサイ…

普天間移設、および軍事は政治の道具だということの意味(追記あり)

私はこのブログで普天間移設問題について語ることを避けてきました。なぜならこの問題は大きすぎて、私の手には負えないからです。といっても「普天間基地を移設しよう、移設先はどこが便利か」それだけで済めば、話はとても簡単なのです。しかし、それは軍…