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リアリズムと防衛ブログ

防衛ってそういうことだったのかブログ。国際関係論や安全保障論について、本の感想などを書いています。

鳥のエサを食べよう! ミューズリー入門

リアリズムにも防衛にも全く関係ない話をします。

「ミューズリー」というマイナーな食品のススメです。

おやつや簡単な朝ごはんにお勧めです。

 

スイスの貧しいシリアル

アララ デラックス ミューズリー 800g

朝食にシリアル、という人は結構います。たいていはケロッグみたいな、甘くて、柔らかいものが定番でしょう。

ミューズリーもシリアルなのですが、もっと粗末です。もとはスイスの羊飼いが携行していた保存食だそうで、素朴な味です。

まずもって、(ほぼ)甘くはない。そして硬い。これに牛乳かヨーグルトをかけ、少しフヤかして、もそもそと食べます。私は昔からこれを常備していて、朝食や軽食に食べています。

 

「それって美味しいの?」

 

・・・さあ、それはどうでしょうか?

少なくとも美味しそうには見えません。見た目はこれ、鳥のエサです。

 

だが、それがいい

ネット上でミューズリーをもっとも端的に紹介した記事はこれ。

やせたい。栄養が足りない。そんな時には

健康のために安くて栄養があって腹持ちが良いミューズリーを食べよう、という記事です。

詳しくはリンク先を読んでいただくとして、一部抜粋すると

家畜のエサの高級なものといえなくもない。 ・・・トリのエサにしか見えない外見だが、トリのエサで悪いことなどなにもない。人間が特殊な動物だという勝手な認識が自分達の栄養状態を悪化させているのである。
鳥のエサ、連呼しすぎです。褒めてる記事とは思えない。

このリンクをツイッターで紹介したところ、意外なスジから反響がありました。

 

蝉丸Pに2時間、熱く語って頂いた

上記リンクがウケたらしく、蝉丸P(参照)が購入され、ニコニコ生放送でレビューしていただきました。

健康のために鳥のエサを食べよう - Togetter
この御坊のレビューは素晴らしいものです。ミューズリーがどういうものか、余すところなく伝えています。

数々の名言も飛び出しました。

「何だこりゃあ、鳥のエサか!?」 「そうです」

「プログラマーのおやつにいいかも」

「35歳以上で、座り仕事の人、1食これにしてみ」

「鳥飼ってる人にもお勧め。鳥、喜ぶと思う」

ミューズリーの何とも言えない侘しい感じ。美味しいの? と聞かれるとちょっと困る感じ。

その辺がじわじわ伝わってくる素晴らしい生放送なので、お時間のある方にはぜひご覧いただきたいです。

いやぁ、お願いしてみて良かった。御坊、本当にありがとうございました。

 

栄養があって、侘しいシリアル

ネット上でミューズリーを紹介した記事は、オールアバウトにあります。

「美しい朝食」「健康食」というノリの紹介です。

タンパク質、糖質、脂質の代謝をスムーズにしてくれる多様なミネラルやビタミン、食物繊維は、

私たち現代人に一般的に足りていないと言われる栄養素です。

そしてこれらがほとんどカバーされているのがミューズリーなのです。

未精製の数種の穀物、ドライフルーツ、ナッツ類を含み、不足しがちな栄養素の塊のような食品…おまけに食物繊維が多いので、少量でも満腹感が得られて腹持ちもよく、朝食にはピッタリなのです。

美しい朝食(1)ミューズリーの朝食 ミューズリーの朝食 [みんなの投稿レシピ] All About

いい記事なんですが、私は不満です。

この記事、おしゃれ過ぎる。

写真もキレイで、何だか美味しそうじゃないですか。

違うんですよ、ミューズリーってものは。そんな高級なものじゃなくて。

何ていうか、貧しく、侘しくなくっちゃ。

そこへ行くと、さすが秀逸なのが極東ブログの終風先生の記事です。

この(オールアバウトの)ガイドさんの食べ方は、現代欧米の主流ではあるけど、私はお薦めしない。

健康がとかの理由ではなく、リッチに食べては押し麦のあの貧しい味わいが減るからだ

……なんか貧しいものを噛み噛みして食うのがいいのだ。

ああ、人間ってこういう貧しいものを食って生きる生き物だよねと思う。ま、全然違うのだけど、ちょっとくらいそう思う。

ミューズリ(Muesli): 極東ブログ

まさに、そんな感じの食べ物なのです。

「どこで買えばいいの?」

ミューズリーはどこに売っているのか? 地域にも寄りますが、都会だったら「成城石井」か「明治屋」。輸入食品コーナーを探せば、下段の方にあります。

さもなければ輸入食品店かネットでAmazonか楽天です。他は「朝食館」という輸入シリアルの専門サイトが種類豊富です。

ミューズリー

「でも、お高いんでしょう?」

価格的には、よくある砂糖で固めてあるシリアルよりはずっと安くつきます。だいたい1食60gくらいで、極度に腹持ちがいいので、意外と安価にすみます。なぜなら硬いからよく噛むし、食物繊維が多いからです。

一番安いのがドイツ・カントリーファーム製で1キロ/700円くらい。定番のアララ社が1キロ900円と少し。それでいて、

からす麦フレーク、レーズン3種、小麦胚芽、小麦フレーク、大麦フレーク、乾燥なつめやし、ココナッツ、ひまわりの種、アーモンド、ヘーゼルナッツ、乾燥バナナ、カルダモン、とこれだけいろいろ入ってキロ900円というとてつもなくお買い得なものだ。ビタミンは完璧とはいかないが、ミネラル、繊維に関してはこれで十分だろう。

 

少なくとも白米と肉とわずかな野菜という一般的な食生活よりははるかにマシだ。

 

…暴飲暴食を改めたい人には特にすすめたい。金も手間も障害にはならない。

障害はただひとつ、「トリのエサ」というイメージだけである。

やせたい。栄養が足りない。そんな時には

ご興味を持たれた方は、朝食に、おやつに、ぜひ。消化し易いものでは全くないので、よく噛んで。そんな大した食べ物ではないし、いわゆる美味しいものでもないんですが、あー、スイス傭兵とかもこんなのを食べてたのかなぁ、と思いながら、侘びしい味わいを噛みしめましょう。

 

関連

「中立国の戦い スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標」 - リアリズムと防衛を学ぶ

健康のために鳥のエサを食べよう - Togetter

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ミューズリ(Muesli): 極東ブログ