リアリズムと防衛を学ぶ

本の感想などを書いています。

「桃太郎の軍事学」 から 「日本の海防史」まで

 ツイッターで色々とつぶやいていたら、なんだか予想外に多くの方が読んでくださり、まとめまで作って下さいました。何をつぶやいていたかといえば、3つのテーマについてです。

桃太郎を軍事的に考えると

 第1には昔話「桃太郎」にみる島国の防衛です。桃太郎の鬼退治は、いわば島国に上陸部隊をおくりこんで占領した話です。お話しの中ではアッサリと敗北してしまう鬼軍ですが、果たして鬼側が勝利するにはどうすればよかったのでしょうか? そんな冗談をつぶやいていたら、切込隊長をはじめ多くの皆さんが乗ってきて下さいました。

鬼が島軍は如何にして桃太郎軍に敗れたか - Togetter

海賊王・藤原純友の乱

 ところで鬼が島の「鬼」とはいったい何者でしょうか? 鬼のモデルは瀬戸内の島を本拠にした海賊集団であったといわれています。島に本拠をおき、沿岸の集落や船を襲っていたのです。昔の日本にはそういった海賊が数多くいて、あたかも今のソマリアかマラッカか、といった具合でした。

 そんな日本海族のなかでも極めつけに異彩をはなつのが、藤原純友です。名門貴族の一族でありながら、千艘の艦隊をひきいる海賊の頭領となり、ついには朝廷に対して反乱まで起こしてしまいます。日本史中の海賊王というべきでしょう。桃太郎なら、鬼の総大将です。

 鬼が島から海賊を連想したので、続いては少々まじめになって、純友についてつぶやきました。(下記リンク先の後半部分)

童話「桃太郎」にて鬼軍が取るべきだった戦術 - Togetter

日本の水際作戦史 白村江から幕末まで

 さて、海からの襲ってくるものは、海賊ばかりとは限りません。日本は島国ですから、海外からの侵略軍もまた、海を通って上陸して参ります。日本が外国軍に上陸されたというと「元寇」が有名です。ですがその他にも、日本は数多くの上陸を受けて、そのたび国土防衛戦を戦ってきました。

 これを7世紀から明治維新までざっくりつぶやいたのが、次のまとめです。個人的に一番好きな話題はこれかな。

日本水際作戦史 - Togetter

謝辞

 いずれもツイッターでほとんど思いつくままつぶやいたものなので厳密な内容ではないんですけれども、予想外に多くの方が楽しんでくださったみたいでした。ただ長文の果てしない連投になりましたので、フォロワーの皆さんのタイムラインをかなり占領してしまったやもしれず、お目障りに感じられた方におられたんじゃないかと思います。ごめんなさい。

 また、気づかぬ間にお読み頂いていた多くの皆さま、別しては色々教えてくださったmarman_bandさん、Mahalさん、dragoner_JPさん、kirikさん、kumakuma1967_oさん、ありがとうございました。おかげで勉強させて頂きました。

 ryankigzさんとbr117さん、がわざわざまとめて下さいましたので、ブログでも紹介しておきます。ちょっと変わったお題の読み物と思ってお楽しみいただけたら幸いです。