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リアリズムと防衛ブログ

防衛ってそういうことだったのかブログ。国際関係論や安全保障論について、本の感想などを書いています。

沖縄と核兵器

日本に返還される以前、沖縄にはアメリカ軍の核兵器がおかれていました。それについてざっとまとめ、現代あるいは未来において沖縄に米軍の核兵器が配備される可能性があるかどうか、吟味してみましょう。 沖縄にあった核兵器 例えば1958年の台湾海峡危…

核兵器の”先制使用”と”先制核攻撃”の違い

今回は核兵器の「先制不使用」問題についてです。いささか旧聞に属しますが、岡田外務大臣がアメリカに対して「核兵器の先制不使用」を宣言するよう求めました。 岡田氏は核の先制不使用宣言を米国側に求めるかどうかについて、「非人道的な兵器を先制使用す…

「核兵器さえ持てば他の兵器はいらないんじゃないの?」という疑問への回答

先のエントリのコメント欄でM.I.A氏から面白いご指摘がありました。 M.I.A 2009/10/21 03:17 実際最強なのは 「核ミサイル大量に使えば戦車も兵隊もいらないね」 ってことになりそうだな (無論、倫理上では許されないことだが「勝てば官軍、手段もへったく…

「核の傘」を日米間で具体的に協議

核の傘について明文化することで、その実効性を高める動きがあるようです。 同盟諸国の頭上には「核の傘」がかかっている 日本や韓国といったアメリカの同盟諸国は、アメリカが提供する核の傘に守られています。同盟諸国は自前の核抑止力を整備せずに、アメ…

フランスの核戦略

フランスは1960年代、ドゴール将軍の強力な指導のもと、核武装を行いました。といっても、アメリカやソ連と同じくらい大量の核兵器を持つことは不可能。そこで米ソに劣る核戦力でも核抑止力を得られる戦略理論が立案されました。 比例的抑止理論 それが…

なぜ北朝鮮に核保有を認めてはいけないのか?

前記事なぜ北朝鮮への太陽政策は失敗したのか? - 【移転済】リアリズムと防衛を学ぶではいっそ、北朝鮮の核保有を認めてやるのはどうでしょう? 考えてみれば北に「核を持つな」と言っているアメリカは世界一の核兵器大国です。ロシアや中国も核兵器を持っ…

なぜ北朝鮮は核実験をしたのか?

北朝鮮の核実験実施とその狙い 北朝鮮が核実験を実施しました。 朝鮮中央通信は25日、北朝鮮が核実験を実施したと発表した。核実験は3年ぶり2回目。 表示できません - Yahoo!ニュース ページが見つかりません - MSN産経ニュース なお、爆発規模は長崎型…

中国は何のために核兵器を持っているのか? 中国の「最小限核抑止」戦略 

「中国人はズボンを履かない(ほど貧しい)としても、核兵器を作る」 と宣言し、実際に核武装を実現したのは毛沢東です。 ケネス・ウォルツが指摘しているように 核兵器の存在する世界では、最強国家の半分以下の経済力の国家でも、(核武装によって)大国の…

イギリスの核戦略

イギリスの核戦力は、アメリカとの同盟を補完するもの、と位置づけられている。イギリスは1950年代から核武装している。だがその核戦力の数はロシアやアメリカから大きく劣る。核兵器の数が非対称なのだ。これは大きな議論を招いた。 少ない核兵器はかえ…

MAD(相互確証破壊)は幻想?

冷戦の時代、核戦争は「MAD」によって抑止されてきたといわれています。MAD、相互確証破壊とは、アメリカとソ連がお互いを確実に破壊できるだけの核兵器を持ち合うことで、核戦争が抑止される仕組みのことです。ですがMADを理論化したのはアメリカです。ソ連…

核戦略についてまとめ

今回は、個人的な勉強のために、核戦略論についてまとめてみます。 榊原良子が声をあてていない方のハマーン・カーンは、1984年に「考えられないことを考える」を著して、核戦争勃発にいたる5つのケースを挙げています。(安全保障学入門 p147) 奇襲的…