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リアリズムと防衛ブログ

防衛ってそういうことだったのかブログ。国際関係論や安全保障論について、本の感想などを書いています。

読んだ本「歴史と戦略」永井陽之助著

先の記事でも引用しましたが、名著の文庫版が出たので再読しました。超おすすめです。 冷戦時代、日本の安全保障に関する議論は、著しい貧困状態にありました。防衛を論ずること=軍国主義というようなイメージの強い時代にあって、かつ国内法に関する法理的…

真珠湾と原爆について思うこと

永井陽之助の著書の中に、こんな懐古の一節があります。アメリカでの体験談です。 ある一般市民の会で、たまたま私がヒロシマの原爆投下に言及したとき、間髪をいれず、「パール・ハーバーはどうした」という反撥がかえってきた。 この経験は、私一人だけの…

1944年のポーランドで日本人であることー 「また、桜の国で」須賀しのぶ著

第二次大戦中、もっとも悲運な国、ポーランドの首都ワルシャワで生きる日本人を描いた歴史小説の感想。

とりあえず、この1冊を読んでおけば。「安全保障入門」

安全保障入門 (星海社新書) 作者: 石動竜仁 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/08/26 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 本書は安全保障に関するさまざまなトピック、概念をひとつひとつ丁寧に解説した入門書です。安全保障に関連する国際政治…

読んだ本「英EU離脱 どう変わる日本と世界」

英EU離脱 どう変わる日本と世界 経済学が教えるほんとうの勝者と敗者 作者: 安達誠司 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2016/08/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 欧州経済の近況まとめ本 安達誠司氏の新刊を読み終えました…

中学生から読める洋書「ガンジー物語」(ラダーブックス)

ガンジー・ストーリー The Gandhi Story (ラダーシリーズ Level 1)作者: ジェイク・ロナルドソン出版社/メーカー: IBCパブリッシング発売日: 2010/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 最近、英語を読む…

読んだ本「自衛権の基層 国連憲章に至る歴史的展開」

国連憲章以前の自衛権について論じた「自衛権の基層」のレビューと、読んで考えたこと。

文庫化された「地球連邦の興亡 第1巻」は書下ろし短編付き(だが完結はしない)

地球連邦の興亡1 - オリオンに我らの旗を (中公文庫) 作者: 佐藤大輔 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2015/09/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ついに地球連邦の興亡1が文庫化再販されました。まさかこんな日が来るとは…。表紙は女学…

決定的に調和に欠ける。 エルサンクジャポン有機フルーツミューズリーのレビュー

エルサンクジャポン有機フルーツミューズリーのレビュー

読んだ本 ビスマルク伝 1巻(エーリッヒ・アイク)

ビスマルク伝〈1〉作者: エーリッヒアイク,Erich Eyck,救仁郷繁出版社/メーカー: ぺりかん社発売日: 1993/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る エーリッヒ・アイクのビスマルク伝は、原著て全三巻、邦訳では全8巻の大著です。ビスマルクというと…

甘くて軽い ドーセット・シンプリーフルーティー・ミューズリー

ドーセット・シンプリーフルーティー・ミューズリーのレビューです。ドーセット シンプリーフルーティーミューズリー 330g出版社/メーカー: 豊産業メディア: 食品&飲料この商品を含むブログを見る ドーセットはイギリスのシリアルメーカーです。イギリスのミ…

「戦争体験を聞く」という宿題を出しても戦争はなくならない

「戦争体験を聞く」という課題がTwitterで話題に。もしその課題で教育するなら、戦争の悲惨さだけでなく、複雑さを学ぶべきではないでしょうか。

読んだ本「安全保障の国際政治学 焦りと傲り(初版)」

本書は安全保障研究の諸理論に関する本です。抑止、同盟、危機管理といった主要なトピックについて、どのような理論研究がなされているかが分かりやすく学べます。 国際政治学の網羅的な教科書というと、 国際政治学をつかむ (つかむシリーズ) 国際紛争 原書…

ネバー・アゲイン・レゾルーション(二度と繰り返さない決意)

過去の戦争を「二度と繰り返すまいという決意」が日本と中国に異なった教訓を与えているということについて。

佐藤大輔作「地球連邦の興亡」1巻が15年9月19日に文庫化!

地球連邦の興亡1巻の文庫化が決定したので、作品紹介。

ブログなんか書いて何が楽しいのかって、こんなコメントを読んだときのこと。

ブログを書いていて良かったなと思ったときの話し。

読んだ本「陸上自衛隊 普通科連隊の仕事」

自衛隊の普通科連隊がどんな風に仕事をしているかがイメージできるようになる本です。新着任の連隊長が、連隊を改革していく、という筋立てを中心にしています。 「普通科」と言うと、工業科や商業科に横並んで、高校選びでもしているように思います。 自衛…

安保反対と経済の勝利

「日本を戦争に巻き込む」「憲法違反」と主張した学生や知識人の反対運動が、かつてありました。1960年の安保改定をふりかえします。

少子化が進むと徴兵制は復活するか? シンガポールの場合

先進国を中心とする多くの国で、少子化が進んでいます。若者の総数が減ると、若い兵士を必要とする軍隊はいつか徴兵制をふたたび採用するでしょうか? 現代では志願兵制が主流 軍隊の採用制度は、傭兵制を除けば、徴兵制と志願兵制に分けられます。第二次世…

成城石井で売ってる新しいフルーツミューズリーが美味しかった(ハーネ マルチフルーツミューズリー)

「ハーネ マルチフルーツミューズリー」を食べた感想をレビュー。フルーツの組成や、他のフルーツミューズリーとの比較など。

いま読み返したい本「ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める」

ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める (幻冬舎新書) posted with ヨメレバ 安達 誠司 幻冬舎 2012-11-30 Amazon Kindle 図書館 ギリシャが引き続き面白いことになっているので、数年前に買った本を読み返しました。新書です。近ごろの新書は、数年経っ…

読んだ本「ブログを10年続けて僕が考えたこと」

@akatuki_a 突然申し訳ないです、貴殿のHP「リアリズムと防衛を学ぶ」が見れなくなっておりますが、ひょっとして閉鎖されてしまったのでしょうか?— 鉄底海峡 (@tetteikaikyou) 2015, 6月 30というリプライを頂きました。おかしいなぁ、放置はしても閉鎖し…

読書メモ ホッブズの「自然状態」(「近代政治哲学」)

「リヴァイアサン」といえば召喚獣の一体…ではなくて、政治哲学の古典です。 リヴァイアサン〈1〉 (岩波文庫) 作者: T.ホッブズ,Thomas Hobbes,水田洋 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1992/02 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 93回 この商品を含むブ…

Nuclear peace 〜核兵器による平和(のようなもの)

核兵器が平和をもたらした、という理論について簡単な紹介など。

戦争の空気を感じる「紺碧の果てを見よ」須賀しのぶ

紺碧の果てを見よ posted with ヨメレバ 須賀 しのぶ 新潮社 2014-12-18 Kindle あなたは「須賀しのぶ」を知っているでしょうか。もしもうご存知ならあなたはきっと幸運な方です。まだご存知ないなら、人生の楽しみを未だ温存しているということです。 海軍…

Nスペ「総理秘書官が見た沖縄返還」の感想メモと勝手に補足

「沖縄返還」ととりあげたNHKスペシャルの感想と、「核抜き」返還が実現した理由の補足など。

「中国を抑止する列島線防衛は陸上戦力で」アンドリュー・F・クレピネビッチ(How to Deter China -the Case for Archipelagic Defense)

フォーリン・アフェアーズ・リポートから、第1列島線沿いに陸上戦力を展開することによる対中国抑止戦略を紹介

平和はやっぱりカネで買える。ガーツキーの商業的平和論(Capitalist peace)

ガーツキーの商業的平和論の紹介など。経済発展は確かに戦争を減らすのですが、それだけに依存すれば、やはり戦争を繰り返すことになるでしょう。

平和はカネで買える。商業的平和論(Capitalist Peace )のはじまり

経済の発展とグローバル化が戦争を無くす(減らす)という商業的平和論とその限界を紹介。19世紀までの主な議論を概観します。

官邸ドローン事件で出頭した人は、もっと拗らせる前に捕まって本当に良かった

首相官邸屋上でドローンが発見された件で、福井県の男性が出頭しました。この男性のものと思われるブログ「ゲリラブログ参」が話題になっています。そこには犯行に至るまでの思考の変遷、準備などが書かれています。 出頭した男性が本当に犯人かどうか、話題…

女性にも徴兵制を適用するノルウェーの社会

ノルウェーは2015年から女性の徴兵を開始しました。 ノルウェー議会は2013年から女性への徴兵制の適用を審議しはじめ、翌14年にはこれを認める新法が可決。キリスト教系の政党を除く全政党が賛成したそうです。 女性を兵隊にするとは、ノルウェー…

EUの経済と民主主義を救うには安倍総理を見習え?(フォーリンアフェアーズ2015年3月)

フォーリン・アフェアーズ・リポート2015年3月号 posted with ヨメレバ オードリー・クルト・クローニン,バッシャール・アサド,ラジャン・メノン,キンバリー・マルテン,ルイス・アレクサンダー,フィリップ・レグレイン,マイケル・A・レビ,アレクサンダー・モ…

この道はいつか来た道 〜クリミア併合とエチオピア併合

2014年のクリミア併合と、第二次世界大戦を招いた1936年のエチオピア併合を比較

アララ・デラックス・ミューズリーのレビュー

アララ デラックスミューズリー 800g posted with カエレバ キタノ商事 2012-05-20 スイスの甘くないシリアル、見た目は鳥さんのエサ、ミューズリーのレビューです。 ミューズリーは麦はじめとする色々な穀物、ドライフルーツなどをブレンドして作ります。商…

敵国破れて謀臣亡ぶ− シラー著「ヴァレンシュタイン」

ヴァレンシュタイン (岩波文庫) posted with ヨメレバ シラー 岩波書店 2003-05-16 Amazon 図書館 シラーの戯曲「ヴァレンシュタイン」を読みました。戯曲というのは、舞台演劇の台本のこと。小説と違い、セリフの他は状況説明のト書きだけで書かれていて、…

きっと、その正義は誰にも届かないでしょう

どのような方向でも、誰かの死を自分の政治的な主張に利用する人々は、意見が異なる人達から敬意を得ることは難しいでしょう。そのため、彼らが多数派を形成したり、世の中を動かしたりすることはできないでしょう。 なぜといって、凡人が多数の人を継続して…

日本経済をどうすればいいか選挙の前に昔の賢者に聞いてみた本「ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼」

ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼 (PHP新書) posted with ヨメレバ 松尾 匡 PHP研究所 2014-11-15 Amazon 図書館 本書は松尾匡教授の手になる、経済の本でもあり、思想の本でもある新書です。経済政策と社会政策について、「この政策がいいよ」という本ではな…

「解体する世界秩序」リチャード・ハース

フォーリン・アフェアーズ・リポート2014年11月号 posted with ヨメレバ リチャード・ハース,マイケル・J・コプロ―,エリザベス・エコノミー,ジョコ・ウィドド,ベニグノ・アキノ,ラミーズ・アッバス フォーリン・アフェアーズ・ジャパン 2014-11-10 Amazon 図…

中立国スイスはどうやって第二次世界大戦を回避したか? 読んだ本:「将軍アンリ・ギザン」

将軍アンリ・ギザン―意志決定を貫く戦略 posted with ヨメレバ 植村 英一 原書房 1985-07 Amazon 図書館 本書はスイスの将軍アンリ・ギザンの人生を描いた本です。ギザン将軍は第二次世界大戦ととき、スイス軍の総司令官を務めた人です。そのため本書の内容…

読んだ本:「フランス革命-歴史における劇薬」遅塚 忠躬著

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書) posted with ヨメレバ 遅塚 忠躬 岩波書店 1997-12-22 Amazon 図書館 フランス革命史について読もうと思い、まずは一番簡単そうなものを選んでみました。本書は岩波ジュニア文庫からでており、高校生くら…

僕らはいつも戦争の間に生きている(戦間期に関する随想)

戦間期に関する随想です。関連する本の紹介などをしています。

「ウクライナ危機の原因は、欧米のリベラルな妄想だ」とミアシャイマーは言う

フォーリンアフェアーズの14年9月号で、ミアシャイマーがリベラルな国際政治観をぶった切っています。ジョン・ミアシャイマーはリアリリズム学派の国際政治学者。攻撃的リアリズム論の代表的な論者として知られる、当代きっての大学者の一人です。 彼は「…

防災の日に読みたい「もし災害の一日前に戻れるとしたら…」という被災した人たちの声

内閣府の「一日前プロジェクト」から、災害の一日前に戻れるなら何をしますか?という声を紹介。

集団的自衛権の起源と、戦争の克服

集団的自衛権とは何か。現代日本から考えると分かりにくいので、起源まで戻って解説。併せて平和を築くための人類の試行錯誤について考えます。

読んだ本:「国際法 第2版」浅田正彦編著

国際法の教科書のレビュー。

読んだ本:「自衛権の現代的展開」村瀬信也編

国際法の観点から自衛権について論じた学術書のレビュー。基礎知識から個別の問題まで、大胆にきりこんだ良書です。集団的自衛権など、諸問題をきちんと考えるために。

クリミア議会がロシア連邦への編入を要請

クリミア議会がロシア入りを要請しました。 いずれ予期されていたことでしたが、早すぎた、拙速だったのではないかと思います。 3月6日付のロシア紙によれば、クリミア議会はウクライナからの分離と、ロシアへの編入を決めたと報じられています。 The parl…

謝罪外交は友好につながらない? 「国際政治の謝罪のリスク」

米国の権威ある外交雑誌フォーリンアフェアーズの記事紹介です。歴史問題などの外交関係において「どれだけ謝っても和解できない」のはなぜなのか。いや、そもそも和解に謝罪は必要なのかを論じています。

「ロシア軍をウクライナに送る必要はまだ無い」とプーチンは述べた

3/4日のBBCの報道によれば、プーチン大統領は軍をウクライナに入れる必要はまだ無い、と述べたそうです。 もしウクライナ側がクリミアを諦めて本土防衛に専念するなら、流血が回避できるかもしれません。ロシアの完勝という形で。 ざっくりしたこれまでの経…

戦時態勢に入ったウクライナは勝てるのか?

ウクライナ危機は過熱しています。BBCによれば「ウクライナ防衛当局筋によれば、ロシア軍は在クリミアのウクライナ軍に、標準時3時までに降伏せよ、さもなければ攻撃すると通牒した」そうです。(BBC)日本時間で本日の12時がタイムリミットです。 ※追記…